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コラム ---日頃からの備えと災害時の対応 地震が発生した時、被害を最小限に抑えるためには、
一人ひとりがあわてずに適切な行動をとることが大切です。 そこで、日頃からの備えと災害時の対応についてご紹介しますので、 防災の参考にしてはいかがでしょう。 ★日頃からの備え(地震が起きる前)■家族で話し合いましょう ◆災害発生時の役割分担、具体的な行動手順を決めておく。 ◆安否確認の方法、集合場所や共通の連絡先を複数決めておく。 ◆治療を受けている人は、災害発生時の避難方法や救急対応について、 かかりつけの医師や医療機関などと相談し、対応を決めておく。 ■家屋の安全を確認しましょう◆ハザードマップなどで、自宅のある地域の災害危険度を確認する。 ◆自宅の耐震構造が建築基準法に適合しているかどうか確認する。 耐震診断については、区市町村の相談窓口を活用する。 ◆門柱やブロック塀についても耐震性を確認する。 ■部屋の安全を点検しましょう◆転倒のおそれのある家具や家電製品を固定する。 ◆収納は、重いものは下へ、軽いものは上へ、扉はストッパーで固定する。 ◆ガラスの飛散防止用のフィルム等を貼る。 ◆飛散物で歩けなくなることも想定し、身近にスリッパ、運動靴、軍手などを用意する。 ◆「非常持ち出し品」は、常に持ち出し 易い場所に用意する。 ◆出入り口は、いつも整理整頓しておく。 ■避難経路図を作成・確認しましょう ◆避難する「避難場所・避難所」がどこにあるのか確かめる。 ◆実際に避難場所・避難所まで歩いてみる。 ◆ 狭い道は倒壊物などで通れなくなることがあるので、広い道路を選ぶ。 また、複数の経路を用意する。 ◆ブロック塀、橋、階段など危険と思われる箇所を確かめる。 ◆交番、役所、消防署、病院などの重要な施設を確かめる。 ■緊急連絡カードを作成しましょう◆災害発生時には混乱し、冷静な行動が取りにくくなるため、 いざという時に必要な事柄を事前にまとめておく。 ◆普段処方されている薬の種類や量、服用方法を記入する。 ◆医療的な対応に必要な事柄を記入する。 (治療、ケア、配慮点、食事など。) ◆介助や介護に配慮やコツが必要な場合には、誰にでも分かるように、 具体的に記入をしておきましょう。食事、排泄、入浴など。 ■非常持ち出し品を準備しましょう ◆最低でも、食料と飲料水を用意しておく。
食料はかさばらない保存食等を選ぶ。 ◆薬を服用している人は、3日分程度の薬を 備えておく。 ◆避難に介助が必要な方は、介助者や救援者に 分かりやすい場所に置いておく。 ■地域との交流を図りましょう ◆町内会などの活動、自主防災組織の訓練等に積極的に参加するなど、
地域との交流を深める。 ◆お年寄りや障害のある方も、普段から防災活動に参加することにより、 自分に行動の制限があることを地域の方に理解してもらう。 いざというときには、援助をお願いできる関係を築く。 ★災害時の対応(地震が起きたそのときから)■自分の身を守りましょう◆落下物、家具の転倒等から身を守る。特に、頭を保護する。 ◆座る、這うなど姿勢を低くして、何かにつかまる。 ◆家具からはなれ、テーブルの下に入る。 ◆火の始末をする。 ◆火を消せなかった場合には、大きな揺れがおさまってから消す。 ■待機しましょう ◆ガスの元栓を閉める。 ◆安全確認ができるまで、火気は使用しない。 ◆電気器具類のスイッチには触らない。 (漏れたガスに引火する可能性があります。) ◆ 水道が使える場合には、断水に備えて風呂などに水を貯めておく。 ◆テレビ、ラジオをつけて、災害の情報を得る。 ◆非常持ち出し品をすぐに使えるようにしておく。 ■助けを呼びましょう◆家に閉じ込められた時は、大声で叫ぶ、笛を吹く、ドアや物を叩くなどして、 閉じ込められていることを周りに伝える。 ■避難しましょう◆すぐに避難することが必要となるのは、次の場合です。 ・火災が発生し、消火が難しい場合 ( 煙を吸い込まないように姿勢を低くし、タオルなどを口に当てる。) ・建物が傾いている場合 ・避難指示、避難勧告が発表された場合 (テレビ、ラジオ、防災スピーカー、防災無線、広報車で周知されます。) ◆落下物や散らばっているガラスに十分注意する。 ◆非常袋など、自分で持つことが難しい場合には、周りの人へ協力を求める。 ◆介助が必要な方は、あらかじめ頼んでおいた人、知人と連絡をとる。 また、状況により、周りの人に声をかける。 ◆混乱した人込みに巻き込まれないよう注意する。 出典:東京都総務局 http://www.soumu.metro.tokyo.jp/ 東京都防災ホームページ「みんなの防災ガイドブック」 |
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